看護師のあなたが
失敗しない転職を実現するための4つのステップ

看護師のあなたが失敗しない転職をするための心得を見ていきましょう。

① 自分の希望を明確にする

転職を成功させるためには、自分はどうしたいのか、何がやりたいのかをはっきりさせることです。例えば、「とにかく今の職場が嫌だから転職したいな~」と思ったとします。でも、少し冷静に自分を見つめなおして、「わたしは一体、今の職場のどこが嫌なんだろう、何が不満なんだろう」と改めて自分に問い直す作業が必要です。そうしないと、また次の職場でも嫌になって辞めたくなる可能性もあります。ひょっとしたら、自分の仕事に対する考え方を変えれば転職しなくても、今の職場でやっていこうという気になるかもしれません。自分の理想の職場像がはっきりしたら、求人の取捨選択がグッと楽になるでしょう。自分で求人を探すにしても、友人の看護師仲間に相談するときも、看護師の人材紹介会社を利用するにしても、自分の理想の職場像を明らかにさせておくことが重要です。相談された側もあなたの希望が明確だと、あなたの希望の職場についての情報を教えやすいでしょう。

② あなたが優先したい条件は具体的には何ですか?

あなたが次の職場に希望する条件は何でしょうか?お給料をアップさせたい、スタッフ同士が協力的な職場がいい、休みをしっかりとりたい、残業を減らしたい、通勤時間が長いからもっと近くの職場にしたい、小さい子供がいるから託児所完備がいい、託児所があるだけでなく病児保育があるところがいい、中途採用でもオリエンテーション・研修などでフォローしてくれるか?病院の設備の充実度、希望の診療科目。今の寮が古いから、きれいな寮がいい、資格取得することに応援してくれる職場。勉強意欲が高い職場。他にもさまざまな条件が挙げられるでしょうし、あなたならではの理想の働き方・ライフスタイルがきっとあるはずです。あなたの希望を具体的に自由にリストアップしていきましょう。この段階では実現するかはともかく自由な発想で、気楽にあなたの希望を挙げましょう。

③ 妥協点を探る

ある程度、自分が就職したいと思う希望条件が絞れたら、次は妥協点を探っていきましょう。「え?せっかく自分の希望条件を明確にしたのに、妥協するの?」と思うかもしれませんが、もちろん、すべてが自分の希望にかなう求人がみつかれば、それに越したことはないのですが、現実問題、なかなかそうはいかないと思います。自分が「ここは絶対に譲れない条件」というのをリストアップして、妥協してもいい部分を見つけていきましょう。自分の中で優先順位をしっかりつけないと、どこの職場がいいか永遠と悩むことにもつながります。

④ 求人を探す手段を考える

さて、求人をどんな方法で探せばいいか悩むかもしれません。どんな手段にもメリット・デメリットがあるものです。一番、信頼できそうな情報源は友人・知人からのものだと考える人もいるでしょう。その情報が実際に働いたことのある友人・知人からの話であれば、説得力があるのは確かです。そして、友人・知人の紹介は採用する側にとっても、不特定の一般応募者よりは信頼できるので採用率は高くなるでしょう。ですから、友人・知人からの紹介だとスンナリ転職できて、楽なことも多いでしょう。ただ、友人・知人からの紹介にもデメリットがあるので注意しましょう。例えば、紹介してもらった以上、自然と就職する流れになってしまい、断わりにくい状況に陥ることもあります。さらに、紹介された先の職場に就職して、自分が想像していた職場と違ったからと言って、すぐに辞めるにわけにはいきません。紹介してもらった手前、ある一定の期間は働かないと、紹介してもらった人の顔をつぶしてしまうことになります。友人が「とても働きやすい職場だよ」と教えてくれても、感じ方というのは人それぞれです。友人が良い職場だと感じたからといって、あなたが良い職場だと必ず感じるとは限りません。友人がどういう点を良い職場だと感じでいるのかを、しっかり聴きましょう。そのうえで、自分の理想の職場像と照らし合わせて、転職先を判断しましょう。友人や知人と万が一にもトラブルになるのが嫌な方、人間関係のしがらみから逃れたい人は、まったく自分とは縁のない第三者(紹介会社など)から仕事を紹介してもらったほうがいいかもしれません。

次にハローワークは職業探しとして知名度も高く、公的機関なので信頼できそうな印象を抱く方も多いでしょう。全国各地にハローワークはあるので、都市部だけでなく地方の看護師求人も多いです。ただ、デイサービス・介護施設やクリニックなどの求人が多く、大学病院や総合病院等の求人は少ないです。採用側が無料でハローワークに求人を出せるので、広告費がかかる求人サイトに掲載されないような掘り出し物の求人もあるのですが、一方で広告に予算を割けない病院は経営状態が悪かったり、いわゆるブラックな労働環境の場合もあるので注意が必要です。ハローワークの求人は自宅からネットを使い、直接探すことができるのは便利ですが、ハローワークの検索は看護分野に特化しているわけではないので、2交代か3交代か、託児所や寮があるか、4週8休以上か、など細かい検索には対応していないので、正直調べづらい印象があります。私が求職中に実際にハローワークに何度も通った経験から言わせていただくと、担当者も膨大で且つあらゆるジャンルの求人を扱っているので看護の分野に詳しくはないですし、基本的に混んでいるハローワークは待ち時間は長く、流れ作業になっているので、親身に相談に乗ってくれる感じがしなかったというのが、私が受けた印象です。やはり、相談するなら看護系の求人を常日頃からたくさん扱っている担当者がいいなというのが正直な感想です。あと、ハローワークの求人票は写真がなく、病院・施設からのコメントもないので、無味乾燥過ぎて、詳しい病院情報がわからないので、大量に何十件も調べるとなると、1件1件グーグルで病院名・施設名で検索してホームページに行って、病院の方針・雰囲気などを調べる作業は精神的・肉体的に余裕があるときでないと少ししんどいなぁ…と思います。

そのほか、eナースセンターという日本看護協会が運営している職業紹介のサイトです。看護師の方のなかでも、eナースセンターの存在は「知っている人は知っているけれど、知らない人は知らない」というようにeナースセンタの認知度はハローワークより低いのが実情です。ナースセンターという名前は聞いたことがあっり、存在は知っているけれど、職業紹介をやっていることを知らなかったという看護師も少なくありません。eナースセンターはネット上ですべてやりとりできますが、全国にあるナースセンターに立ち寄って、ナースセンターの職員と相談しながら、希望に沿った職業を探すことができます。ナースセンターの職員は看護職を経験しているので、就職先候補の病院に関しての知識が豊富だったり、職を探すうえでの悩みや希望を理解してもらいやすいという利点があります。ただ、あなたのお近くのナースセンターにいる職員との相性や運もありますので、相談といっても過度な期待はしないほうがいいでしょう。というのも、ナースセンターは無料で利用できるので経済的にはありがたい反面、無料でサービスを提供しているので、相談者の人数をたくさん雇うこともできないのが現状です。ナースセンターの相談員は日常の事務作業をこなしながら、相談にも親身に答えたりと業務が多いので、民間の紹介会社のような求職者との密な連絡やすばやい対応、一人ひとりに対するきめ細やかな対応を求めるのは酷でしょう。ですから、ナースセンターを経由して面接等のやり取りをする場合は、民間の紹介会社のようなスピーディーな対応は求めないほうが良いでしょう。eナースセンターはある程度時間に余裕があって、自分のペースで探したい方向きです。

最後に民間の人材紹介会社について利用する人も多いでしょう。一昔前は紹介会社を利用するような人は自立できていない人だ…と考える病院側の採用者もいたようですが、現在ではそんな偏見はなくなり、採用側(病院)も、求職側(看護師)もどちらにとっても時間短縮するためのツールとして当たり前のように利用されています。まず、病院は普通に病院の公式サイトに募集を載せても、看護師がなかなか思うように集まらない状況があります。一方、看護師は働きながら次の就職先の病院を見つけたい人が多く、さらに家事・育児・介護などをしながらの就職活動となると、物理的に就職活動の時間が取れない状況があります。そのような病院と看護師を取り巻く現状の中で、紹介会社はその病院にあった看護師を見つけてきてくれ、看護師は紹介会社が自分が希望する条件に沿った就職先を紹介してくれるので、お互いにメリットがある状況が成立しているのです。現在では優秀な看護師ほど紹介会社を利用し、1日もキャリアの空白期間は作らず、病院を辞めた次の日から新しい病院で働くという人も多くなっています。紹介会社を利用すると、以下のようなメリットがあります。病院の情報を教えてくれたり、まだあまり希望の職場像が明確になっていない人にはキャリアプランを一緒になって考えてくれます。紹介先の病院の面接日程の調整や場合によっては面接に同行し、給料や休日など入職条件の交渉をしてくれます。そのほか、退職に伴う手続き、履歴書の書き方・面接試験対策など転職する際に生じる様々な事柄、悩み・不安に対してアドバイス・対応してくれます。さらに、紹介会社では非公開求人情報を提供してくれることがあります。非公開求人がなぜ存在するかというと、採用する病院側が1、2名程度の看護師が欲しいときに採用の告知して応募者が多数きてしまうと、採用担当者側が選考や面接など応募者対応に時間を割かれてしまい、効率が悪くなります。そこで病院が紹介会社に「うちの病院に合いそうな看護師がいたら紹介してほしい」と頼んでおくのです。これが非公開求人というものです。そういう一般には出回っていないレアな求人が手に入るのが紹介会社です。あと最後に求人を探すスピードが早いので、早く就職先を見つけたい人は紹介会社を選択肢に入れておいたほうがいいでしょう。紹介会社に登録してから、通常1週間以内には紹介会社の担当者と面談するのですが、その段階で病院を紹介してくれることもあります。平均して最初の面談から1ヶ月以内には次の職場が見つかることが一般的です。もちろん、ゆっくり求人を探したい方も、情報収集のツールとして紹介会社を利用したい方、いろいろおられると思いますので、まずは紹介会社の担当者と面談して、自分がどんなペースで就活をしていきたいかなど、担当者に自分の思いをはっきり伝えることが大切です。遠慮して紹介会社を一社に絞る必要はないので、とりあえず2~3社登録してそれぞれの紹介会社の担当者と直接、腹を割って話してみるといいでしょう。自分にあった紹介会社はきっと見つかるので、紹介会社の担当者とははるべく早くあって話を聞いておくのがベターです。直接会わないことには、各紹介会社を比較するための判断材料が足りないでしょう。

さて、求人を探す手段として代表的なものを見てきましたが、いかがだったでしょうか。最終的におすすめな手段は何なの?と思う方もおられると思いますが、個人的にはどれか一つの手段に絞らずに自分に合った求人の探し方をみつけるまでいろいろ試してみるといいと思います。友人・知人の紹介で自分が希望するような病院を教えてもらって、あっさり就職が決まるパターンもあるでしょうし、自分の人脈ではなかなか思うようないい求人が見つからない場合はハローワーク、eナースセンター、紹介会社などありとあらゆる手段を使って希望の就職先を悔いがないくらいとことん調べ抜く努力もしてみてもいいと思います。紹介会社は1社に絞らずに、2~3社ぐらい比較検討してもいいかもしれません。紹介会社の担当者の誠実さを確認したり、担当者も人間ですから自分と担当者との相性もあります。紹介会社に何社か登録して、できるだけ早く各社との担当者と面談しましょう。各紹介会社の担当者と何人か立て続けに会えば、各紹介会社の特徴やサービスを記憶が鮮明なうちに自分の心の中で比較検討することができます。その結果、一社の紹介会社に絞るもよし、同時並行的に数社の紹介会社を利用するもよし、あなたが納得いくようなかたちで都合よく利用すればいいでしょう。現在、社会全体の求人はやや増えつつあるとはいえ、売り手市場の看護師の転職業業界は恵まれてます。そのせいもあって、求職側の看護師が病院をある程度選べる立場にあるがゆえに、ネット社会で情報が多すぎるがゆえに悩んでしまうことがあるかもしれません。一方で、ネット社会によりさまざまな情報に簡単にアクセスできるようになり、便利なツールもたくさんあるので、うまく利用すれば自分が希望する求人にめぐり合える可能性もかなり高まっています。これをお読みくださっているあなたの転職活動がうまくいきますよう願っております。

 

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